クラウド会計の新規導入・乗り換えを検討しているけどクラウド会計の良さが分からない。こんな人もいるのではないかとおもいます。
クラウド会計は従来のパッケージ型のソフトと比べてメリットが多いです。
実際にクラウド会計の導入によって、経理業務が半分に短縮された事例もあったりします。
この記事ではクラウド会計のメリット・デメリットを解説します。
クラウド会計とは?

クラウド会計はブラウザやスマホ・タブレット用のアプリ上で使う会計ソフトです。
インターネット環境と端末があれば、いつでもどこでも会計データにアクセスすることができるのが特徴です。
従来のパッケージ型の会計ソフトと比較して優れている面が多く、クラウド会計を利用する人は年々増えています。
パッケージ型とクラウド型の比較は、別記事で紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
この記事ではこんな悩みを解決できます■ クラウド型とパッケージ型の違いって何?■ 結局どっちがいいの?■ おすすめのクラウド会計は? けーにゃんこんな悩みを解決するよ!会計ソフトには様々な種類がありますが、[…]
クラウド会計の利用者の推移
クラウド会計の利用者の推移は次の通りです。

出典:MM総研 クラウド会計ソフトの利用状況調査(2022年4月末)
クラウド会計を利用するメリット

ランニングコストが低い
クラウド会計は月額料金を支払うことで利用することができます。
月額料金は1,000円前後と負担が少ないです。
また、初期費用も基本的には掛かりませんので、副業や個人事業などの小さく始めるビジネスに向いています。
料金を支払えばすぐにサービスを利用できる
クラウド会計はアプリ上で利用するため、端末にソフトをインストールする必要はありません。
そのため、契約後にログインIDとパスワードを取得すればすぐに使い始めることができます。
リアルタイムで会計データを確認できる
クラウド会計はブラウザやスマホ・タブレット用のアプリ上で使う会計ソフトになります。
そのため、インターネットがつながる環境であれば、いつでもどこでもデータを確認することができます。
最新の機能を利用できる
従来のパッケージ型の会計ソフトでは、アップデート作業が自動で行わなれないため、新しい機能を利用したい場合は、買い替えなどを検討する必要がありました。
パッケージ型の購入費用は10,000円以上することは普通であり、頻繁に変えることができません。
古い機能を使い続けるのは作業効率も悪くなりがちです。
クラウド会計は運営会社側で機能のメンテナンスも行われます。
そのため、月額料金のみで常に最新の機能を使い続けることができます。
セキュリティ対策を気にする必要がない
従来のパッケージ型の会計ソフトでは、使用するPCに会計ソフトをインストールするため、セキュリティ対策を自分でする必要がありました。
そのため、常に情報漏洩のリスクがありました。
その点、クラウド会計は運営会社側でセキュリティの管理をしています。
運営会社は上場会社も多く、自分で管理するより信頼がおけます。
ログインIDやパスワードを流出するリスクにだけ気をつけておけば、かなり使い勝手がいいでしょう。
さまざまなサービスと連携できる
クラウド会計は、さまざまなサービスと連携することができます。
例えば、次のようなサービスと連携することができます。
■ 請求書作成ソフト
■ 経費精算システム■ 債権債務管理システム■ 人事労務システムこれまでのように独立したシステムではなく、全てを連携させることによって、入力や確認の作業を丸ごと削減することができます。
入力作業がとにかく楽
従来のパッケージ型の会計ソフトでは手動で日付・勘定科目・金額・摘要などの項目を入力する必要があり、とても手間がかかりました。
クラウド会計は銀行口座やクレジットカードと連携することで「経理を自動化」する機能が備わっています。
経理の自動化機能によって、入力の手間が格段に減ります。
さらに、AIによる学習機能があり、使うほどに精度が高まっていくのも特徴の一つです。
作業場所を選ばない
従来のパッケージ型の会計ソフトでは端末にインストールして使用するため、ソフトをインストールした端末がなければ作業ができませんでした。
一方、クラウド会計のデータ自体は運用会社が管理しています。
そのため、アクセスできる端末があればいつでもどこでも作業ができます。
待ち時間などのスキマ時間を利用して、スマホで作業を行えば、時間を効率的に使うことができるようになります。
迅速な書類作成が可能
クラウド会計を使っていると一部の現金取引以外は基本的に自動でおこなうことができます。
そのため、設定を正しくおこなえば二重計上や記帳が漏れることはありませんので、確認作業をおこなうだけで済みます。
また、事業年度末には決算整理仕訳という特殊な処理をおこなうものがあります。
例えば、固定資産は期末に減価償却をおこなう必要がありますが、事前に登録をしておくことで事業年度末には自動で仕訳が生成されます。
また、在庫がある場合には、売上原価を確定させるための処理をしなければなりません。
クラウド会計では基本的に未販売の商品残高を入力するだけで自動で仕訳を生成することができます。
さらに、確定申告書の作成もクラウド会計と連携させることにより、簡単に作成することができます。
一問一答形式や〇×形式など、サポートが充実しているのでスムーズに作成が可能です。
データの共有が簡単
クラウド会計はログインIDとパスワードがあれば誰でも使うことができます。
そのため、税理士や記帳代行業者などに情報を共有して、入力してもらうことも簡単です。
また、従来は税理士などがデータをチェックしている間、経理担当は会計データの入力ができず、時間のロスが生じてしまうというデメリットがありました。
クラウド会計はリアルタイムでデータ共有することもできるので、お互いの時間を無駄にすることが少なくなります。
乗り換えが簡単
クラウド会計は月額1,000円程度で利用できます。
無料期間もありますので、気に入らなければすぐに乗り換えが可能です。
経営の状態を見える化できる
クラウド会計は各サービスとの連携がとても優れています。
常に最新のデータを利用することができるので、収益や費用の月次推移も簡単に確認できます。
そのほかにも、多種多様なレポートがあるので、様々な視点から経営の状況を見える化することができます。
クラウド会計のデメリット

継続的な料金の支払いが必要
当然ですが、クラウド会計を利用するためには利用料がかかります。
従来は購入時の費用のみでしたが、クラウド会計は毎月利用料がかかります。
ただし、月額料金は1,000円程度と安価です。
従来のパッケージ型はPCの数だけソフトが必要であったり、法改正によって買い替えが必要であったことを考えるとクラウド会計はコストパフォーマンスに優れています。
導入が面倒
従来のパッケージ型はソフトを買ってきて、インストールするだけでした。
一方、クラウド会計はアカウントの登録や契約をWEB上でおこなうため、ITリテラシーが必要になります。
インターネット環境が必要
クラウド会計はインターネットへ接続しなければ、作業することができません。
また、接続環境が悪い場合には動作が遅くなったりすることがあります。
しかし、近年ではインターネットへの接続環境は整備されているので、あまり心配する必要もなく、このようなデメリットを感じる機会はほとんどないでしょう。
おすすめのクラウド会計
クラウド会計にはさまざまなメリットがあり、多くの人におすすめできます。
これから新規導入や乗り換えを検討している人には間違いなくおすすめです。
おすすめのクラウド会計の比較は別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事ではこんな悩みを解決できます■ クラウド会計の新規登録や乗り換えをしたい!■ クラウド会計選びを失敗したくない!■ ペーパーレス化や経理業務を効率化したい!■ おすすめのクラウド会計が知りたい! けーにゃん[…]
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