事業をおこなっていると、経営の状況や資金繰りが気になる人も多いはずです。
実はクラウド会計を使うと、様々なデータを連携することで簡単にレポートを出力することができます。
時間をかけずに、経営の状況や資金繰りを考えることができれば、心配せずに事業の拡大を進めることができます。
そこで、この記事ではクラウド会計を利用することで、経営分析がどのように変わるかを解説します。
クラウド会計とは?

クラウド会計はブラウザやスマホ・タブレット用のアプリ上で使う会計ソフトです。
インターネット環境と端末があれば、いつでもどこでも会計データにアクセスすることができるのが特徴です。
従来のパッケージ型の会計ソフトと比較して優れている面が多く、クラウド会計を利用する人は年々増えています。
パッケージ型とクラウド型の比較は、別記事で紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
この記事ではこんな悩みを解決できます■ クラウド型とパッケージ型の違いって何?■ 結局どっちがいいの?■ おすすめのクラウド会計は? けーにゃんこんな悩みを解決するよ!会計ソフトには様々な種類がありますが、[…]
クラウド会計の利用者の推移
クラウド会計の利用者の推移は次の通りです。

出典:MM総研 クラウド会計ソフトの利用状況調査(2022年4月末)
クラウド会計で経営分析が変わる!

クラウド会計では常に最新のデータを確認することができます。
リアルタイムで経営数字を把握することができるので、次のようなメリットがあります。
■ 最新の数字で迅速に経営分析ができる
■ 資金繰り対策を考えながら経営判断ができるこれらの作業はPCやスマホのアプリ上でいつでも確認することができます。
最新の数字で迅速に経営分析ができる
従来のパッケージ型の会計ソフトでは手動で作業をおこなうのが一般的で、正確な決算書を作成するだけでも一苦労でした。
そのため、経営分析に時間をかける余裕がありませんでした。
一方、クラウド会計では「経理の自動化」により決算書作成までの時間を大幅に削減することができます。
その結果、最新の数字で迅速に経営分析をおこなうことができます。
経営分析の代表的なレポートは次の通りです。
■ 収益レポート
■ 費用レポート■ キャッシュフローレポート■ 得意先・仕入先レポート経営分析によって、収益や費用の月次推移も簡単に確認できるようになります。
そのほかにも、多種多様なレポートがあるので、様々な視点から経営状況を分析することができます。
資金繰り対策を考えながら経営判断ができる

クラウド会計の特徴として会計情報が常に最新の状態です。
データが即座に「見える化」されるため、問題が起こらないよう事前に対応することができます。
万が一、問題が発生した場合でも迅速に対策をとることができるようになります。
特に資金繰りは経営する上で、とても大切です。
そのため、入出金情報をリアルタイムで把握することができるクラウド会計はとても便利です。
経営分析レポート
最近のクラウド会計は出力できるレポートも豊富です。
例えば、マネーフォワードクラウドでは次のようなものがあります。
レポートの種類 | 利用方法 |
収益レポート | 得意先別、月別、補助科目を利用した品目ごとの推移などを確認できます。 |
費用レポート | 費目別、月別、取引先別の推移などを確認できます。 |
キャッシュフローレポート | 入金額、出金額を勘定科目・口座別に確認できます。 |
得意先レポート | 得意先の債権を確認することで、入金・滞留の有無を管理できます。 |
仕入先レポート | 支払先への支払予定などを管理できます。 |
収益レポート
収益レポートは正確な情報を利用して、得意先別・月別・品目ごとの多様な分析を行うことができます。
また、市場の状況と比較したり、グラフ化して共有することもできます。
売上は事業の状況を左右する大事な指標です。
クラウド会計は請求から入金処理までの一連の流れを自動で処理することができます。
そのため、売上の情報は最新の状態を維持することができます。
このようにクラウド会計の特性を利用して、問題点を瞬時に把握し、改善することができるようになります
<収益レポートの例>

費用レポート
費用レポートでは費目別、月別、取引先別の推移などを細かく確認することができます。
あなたの事業は月にどれだけの費用がかかっていますか?
売上同様に、費用も経営にとって重要な指標になります。
利益を維持し財政を安定させるためには、費用を適切に管理することが重要です。
人間は見積りを誤りやすいので、管理を怠るといつの間にか無駄な支出が増えてしまいます。
経営が立ち行かない会社は経費の管理がいい加減だったりします。
適時に比較して大きな変化がみられる場合は、その原因を探り早期に対処することが大切です。
<費用レポートの例>

キャッシュフローレポート
キャッシュフローレポートは、入金額や出金額を勘定科目・口座別に集計することができます。
チャートで残高の推移を確認することができるので、得意先レポートや仕入先レポートと絡めて全体の資金繰りを正確に把握することができます。
資金繰りが正確に把握できていれば、余計な心配をせずにすんだり、利益を予想して節税対策を考えることもできます。
<キャッシュフローレポートの例>


得意先レポート
得意先レポートは売掛金などの債権の入金・滞留状況を確認することができます。
売上があっても回収ができなければ、手許にキャッシュが入ってきません。
また、滞留債権を放っておくと、貸倒れてしまうリスクもあります。
売掛金を正しく管理することは、不必要に資金の心配をしなくてすみますし、資金繰りの改善に役立ちます。
得意先のレポートは、資金を守るためにも欠かせないレポートです。
<得意先レポートの例>

仕入先レポート
仕入先レポートは支払先への支払予定を管理することができます。
支払の遅延は、取引先との関係を悪化させますので、適切に管理することが大切です。
また、今後の資金の出入りを確認することは、資金繰りを管理するためにも役立ちます。
<仕入先レポートの例>

おすすめのクラウド会計
ここまでみてきたようにクラウド会計を導入することによって経営分析を迅速におこなうことができます。
現在の会計ソフトに不満がある人、これから会計ソフトを導入するのであればクラウド会計はおすすめです。
おすすめのクラウド会計の比較は別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事ではこんな悩みを解決できます■ クラウド会計の新規登録や乗り換えをしたい!■ クラウド会計選びを失敗したくない!■ ペーパーレス化や経理業務を効率化したい!■ おすすめのクラウド会計が知りたい! けーにゃん[…]
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