経理業務に時間を取られて、事業に集中できない・・こんな悩みもあるかとおもいます。
実はクラウド会計を使うことで、経理業務の時間を大きく削減することができます。
実際に経理業務の時間が半分になったという事例もあります。
そこで、この記事ではクラウド会計を利用することで、効率化できるポイントを解説します。
クラウド会計とは?

クラウド会計はブラウザやスマホ・タブレット用のアプリ上で使う会計ソフトです。
インターネット環境と端末があれば、いつでもどこでも会計データにアクセスすることができるのが特徴です。
従来のパッケージ型の会計ソフトと比較して優れている面が多く、クラウド会計を利用する人は年々増えています。
パッケージ型とクラウド型の比較は、別記事で紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
クラウド会計の利用者の推移
クラウド会計の利用者の推移は次の通りです。

出典:MM総研 クラウド会計ソフトの利用状況調査(2022年4月末)
ルーティン業務で効率化できるポイント

「自動で経理」で効率化
従来のパッケージ型の会計ソフトでは手動で日付・勘定科目・金額・摘要などの項目を入力する必要がありました。
クラウド会計には金融機関と連携することで「経理を自動化」する機能が備わっています。
また、AIによる学習機能があるので、同じ種類の取引を登録することによってパターン化することができます。
さらに、頻繁におこなわれる法改正が自動的に反映されるので、自分でバージョンアップする必要もありません。
いつでもどこでも経理作業が可能
従来のパッケージ型の会計ソフトは端末にインストールして使用するため、ソフトをインストールした端末がなければ作業ができませんでした。
一方、クラウド会計のデータ自体は運用会社が管理しているため、アクセスできる端末があればいつでもどこでも経理作業ができます。
待ち時間などのスキマ時間を利用して、スマートフォンで作業を行えば、時間を効率的に使うことができるようになります。
簿記の知識がなくても経理作業が可能に
個人的にはクラウド会計を使う場合であっても簿記の知識はあったほうがいいと考えています。
なぜなら、自分のビジネスを数字で客観的に把握することができれば、どの部分を改善していけばよいか明確になるからです。
ですが、簿記の知識を一から勉強するのが面倒という人も多いとおもいます。
クラウド会計には分かりやすいサポートがありますので、経理を初めて行う人でも迷わず利用することができます。
未決済取引の消込も自動で反映
従来のパッケージ型の会計ソフトでは、請求書の発行後に取引先からの入金があった際には、手動で会計ソフト上の債権と消し込みをおこなう必要がありました。
一方、クラウド会計では金融機関と連携しているため、取引先から入金があれば自動で消込がおこなわれます。
書類作成を効率化
得意先が多いと請求書などの書類発行の手間が増えます。
月に数度の業務とはいえ、効率化したいものです。
従来のパッケージ型の会計ソフトでは、請求書の作成機能がないものがほとんどでした。
一方、クラウド会計では請求書作成ソフトと連携することができ、書類の作成をスムーズに行うことができます。
請求書だけでなく領収証や見積書など、ソフト間の連携によって様々な形式の書類を簡単に作成することができます。
決算で効率化できるポイント
事業年度末におこなう決算作業ですがクラウド会計を導入することで作業量を大幅に削減することができます。

期中の仕訳は確認作業だけで済む
クラウド会計を使っていると一部の現金取引以外は基本的に自動でおこなうことができます。
そのため、設定を正しくおこなえば二重計上や記帳が漏れることはありませんので、確認作業をおこなうだけで済みます。
決算整理仕訳も簡単にできる
事業年度末には決算整理仕訳という特殊な処理をおこなうものがあります。
例えば、固定資産は期末に減価償却をおこなう必要がありますが、事前に登録をしておくことで事業年度末には自動で仕訳が生成されます。
また、在庫がある場合には、売上原価を確定させるための処理をしなければなりません。
クラウド会計では基本的に未販売の商品残高を入力するだけで自動で仕訳を生成することができます。
確定申告書の作成をスムーズにできる
事業年度末には決算書・確定申告書を作成して確定申告をおこなう必要があります。
従来のパッケージ型の会計ソフトでは申告ソフトとの連携が難しく、それぞれのソフトで項目を確認する作業が必要でした。
一方、クラウド会計の中には確定申告書を自動で作成する機能が備わっています。
サポートも充実していて、〇×で入力するだけのソフトもありますので確定申告をスムーズにおこなうことができます。
おすすめのクラウド会計
ここまでみてきたようにクラウド会計は経理の効率化にとても有効です。
現在の会計ソフトに不満がある人、これから会計ソフトを導入するのであればおすすめです。
おすすめのクラウド会計の比較は別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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