【副業・個人事業主向け】おすすめのクラウド会計3選のe-Tax対応状況

この記事ではこんな悩みを解決できます■ e-Taxってどんなシステム?

■ クラウド会計はe-Taxに対応してる?

■ おすすめのクラウド会計は?
 
けーにゃん
専門家の僕がこんな悩みを解決するよ!

青色申告特別控除を最大限活用できるe-Tax。従来は電子申告をするために国税庁の「e-Taxソフト」を媒介する必要がありました。

ですが、大手の人気クラウド会計を利用すれば国税庁のソフトを使わずに電子申告ができます。

そのため、電子申告がスムーズにできるようになりました。

しかし、クラウド会計ごとに対応状況に細かな違いがあります。

そこで、この記事では人気のクラウド会計「マネーフォワード・弥生・freee」について、e-Taxへの対応状況を比べてみました。


この記事の結論■ e-Taxは国税に関する各種の手続きをインターネットで完結させるシステム

■ 紹介するクラウド会計はe-Taxに対応しています

■ おすすめのクラウド会計はマネーフォワード

30日の無料お試し期間あり

e-Taxとは電子申告のシステム

e-Taxとは、国税に関する各種の手続について、インターネットを利用して電子手続がおこなえるシステムです。

電子申告への対応状況【e-Tax】



マネーフォワードクラウド確定申告

やよいの青色申告オンライン

クラウド会計ソフトfreee
PCでの電子申告
スマホでの電子申告
e-TaxソフトPCからの申告の場合は必要不要不要
マイナンバーカード必要必要必要
ICカードリーダーマイナンバーカードを読み取れるスマホで代替可能マイナンバーカードを読み取れるスマホで代替可能マイナンバーカードを読み取れるスマホで代替可能
詳細を見る詳細を見る詳細を見る

マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ一覧

 
けーにゃん
紹介した3社は全て1カ月前後の無料体験期間があるから試してみてね!

電子申告に必要なもの

電子申告には次のものが必要です。

■ PC or スマホ

■ インターネット環境

■ マイナンバーカード

■ ICカードリーダー or マイナンバーカードを読み取れるスマホ

e-Taxを利用する際には、データ作成者を証明するための電子証明書が必要になります。

電子証明書はマイナンバーカードなどが該当し、確定申告書類とともにデータとして提出します。

従来はICカードリーダーが必要でしたが、現在はスマホでマイナンバーカードなどを読み取ることができます。

電子申告の事前準備


PC・スマホ・インターネット環境の準備

最初にインターネットに接続したパソコンorスマホを準備します。

念のため、推奨スペックもあわせて確認しておきましょう。

PCの推奨スペック

スマホの推奨スペック

また、個人情報を取り扱うため公共のWi-Fiの利用は避け、セキュリティソフトを導入するなどセキュリティ対策には注意しましょう。

マイナンバーカードを取得する

e-Taxを利用には個人認証が必要ですので、電子証明書を用意する必要があります。

電子証明書はマイナンバーカードが該当するので事前に準備しておきましょう。

 
けーにゃん
マイナンバーカードの発行は1~3カ月くらいかかるから早めに依頼しておこう!

e-Taxの利用にはマイナンバーカード方式、ID・パスワード方式のどちらかを利用する

e-Taxを利用するには「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」があり、いずれかの方法を選択する必要があります。

「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の特徴は下記のとおりです。

 
けーにゃん
マイナンバーカード方式がおすすめ!

■ マイナンバーカード方式

マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードを使って、e-Taxへログインするための方法です。

マイナンバーカードを読み取り、利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)を 入力することでe-Taxへログインができます。

■ ID・パスワード方式

ID・パスワード方式とは、「確定申告書等作成コーナー」でのみ利用できる送信方式で、申告データを送信する際に電子署名が不要です。

ですが、ID・パスワード方式を利用するためには、事前に本人確認が必要となるので、結果的にマイナンバーカードなどが必要になります。

ID・パスワード方式はマイナンバーカードが普及するまでの暫定的な対応であり、いずれ使用できなくなる可能性がありますのでおすすめはできません。

弥生


電子申告の対応状況

弥生の電子申告の特徴は次の通りです。

  • PCでの申告書類の作成・電子申告がスムーズにできる
  • スマホでの申告書類の作成・電子申告には対応していない


申告書類の作成電子申告
PC
スマホ

30日の無料お試し期間あり

 
けーにゃん
PCで申告書類の作成から提出までするならおすすめ

電子申告の手順


申告書類の作成

弥生の会計ソフトで申告データを作成します。

電子申告ソフトを利用して申告データをe-Tax(国税庁)へ送信

電子申告用ソフトを利用することで弥生の会計ソフトで作成した確定申告書データを簡単に送信できます。

弥生の電子申告用ソフトには次の二つがあります。

個人認証の方法に若干違いはありますが、どちらも操作方法は変わりません。

■ Windows用・・確定申告e-Taxモジュール

■ Mac用・・確定申告e-Taxオンライン

「確定申告e-Taxモジュール」or「e-Taxオンライン」を起動し、マイナンバーカードで電子署名した後、申告データを送信します。

確定申告e-Taxモジュールのインストールはこちら

確定申告e-Taxモジュールで申告データを送信する手順

確定申告e-Taxオンラインで申告データを送信する手順

添付書類の郵送

添付書類がある場合は、電子申告用ソフトから送付書をダウンロードし、添付書類と同封して納税地の税務署へ郵送します。

マネーフォワード


電子申告の対応状況

マネーフォワードの電子申告の特徴は次の通りです。

  • PCでの電子申告は国税庁のe-Taxソフトを経由する必要がある
  • スマホでの申告書類の作成・電子申告に対応している


申告書類の作成電子申告
PC国税庁のe-Taxソフトが必要
スマホ

30日の無料お試し期間あり

 
けーにゃん
スマホアプリで自宅から簡単に申告書類の提出ができるよ

電子申告の手順


申告書類の作成

マネーフォワードの会計ソフトで申告データを作成します。

スマホで電子申告

弥生やfreeeとは異なり、マネーフォワードはスマホのアプリ版にのみ電子申告の機能がついています。

そのため、申告データはPCかスマホで作成し、最終的な電子申告はスマホアプリからするのがおすすめです。

スマホアプリで申告データを送付する手順

もし、手持ちのスマホがマイナンバーカード読取の対応機種でない場合、スマホからの電子申告はできません。

その場合は国税庁のe-Taxソフトを使って、PCから電子申告をする必要があります。

freee


電子申告の対応状況

freeeの電子申告の特徴は次の通りです。

  • PCでもスマホでもスムーズに電子申告ができる
  • 大手3社の中では電子申告への対応が最も進んでいる


申告書類の作成電子申告
PC
スマホ

30日の無料お試し期間あり

 
けーにゃん
PCでもスマホでも柔軟に対応できるよ!

電子申告の手順


申告書類の作成

freeeの会計ソフトで申告データを作成します。

PC or スマホで電子申告

freeeではPC・スマホのどちらからでも申告データを作成・提出することができます。

電子申告する際には「freee電子申告アプリ」というソフトを使います。

このソフトは、PC・スマホのどちらからでも利用することができます。

PC版は、マイナンバーカード等の読み取りにICカードリーダーが必要です。

PCで申告データを送付する手順

一方、スマホ版は、マイナンバーカード等の読み取りにスマホで対応可能です。

スマホで申告データを送付する手順

手間が少ない方法としては、申告書類の作成はPC、電子申告はスマホでおこなうのがおすすめです。

税金の納付方法

税金の納付方法は大きく分けて6つあります。


納付方法メリットデメリット
振替納税
【毎年納税するならおススメ】
・手数料が不要
・翌年以降の手続きが不要
・所轄の税務署に事前に依頼書の提出が必要
ダイレクト納付・手数料が不要
・自宅で手続きが可能
・e-Taxに慣れていないと使いにくい
インターネットバンキング・PCやスマホから簡単に納付できる
・自宅で手続きが可能
・事前に準備が必要
・領収書が発行されない
クレジットカード
【期限に余裕がないならおススメ】
・特別な準備が必要ない
・自宅で手続きが可能
・毎回手続きをしなければならない
・決済手数料がかかる
コンビニで納付・手数料がかからない
・特別な準備が必要ない
・QR コードでしか利用できない
・30万円を超える納付ができない
現金納付・手数料がかからない・窓口の開いている時間にしか納付できない
・窓口まで出向く手間がかかる

振替納税【毎年納税するならおススメ】

振替納税制度とは確定申告をした本人名義の口座から、自動で税金を引き落としてくれる制度です。

一度手続きをしておけば、翌年以降は自動で引き落としてくれます。

納付期限は通常確定申告の提出期限と同じですが、この方法を使うと、引き落としは約1ヵ月後になります。

この制度を受けるためには、事前に所轄の税務署に「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」を提出する必要があります。

ダイレクト納付

ダイレクト納付とは、e-Taxを利用して自分の口座から振替する方法です。

e-Taxの利用が前提になりますが、指定した金融機関の口座からの振替により、即時もしくは期日を指定して納付を行うことができます。

この制度を受けるためには、納税する約1ヵ月前までに「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を所轄の税務署に提出する必要があります。

インターネットバンキング

金融機関のインターネットバンキングなどで納付する方法です。

インターネットバンキングを用いて納付する場合には、登録方式と入力方式の2つの方式があります。

■ 登録方式・・e-Taxに納付情報データを登録後、登録した納付情報に応じて発行される納付区分番号を用いて納付

■ 入力方式・・自分で納付目的コードを作成し、納付

この制度を利用するためには事前にe-Taxに関する開始届出書を提出する必要があります。

クレジットカード【期限に余裕がない・一回限りの納税ならおススメ】

クレジットカードでの納付は「国税クレジットカードお支払サイト」からおこないます。

クレジットカード以外は特に準備するものはなく、自宅のPCやスマホから24時間いつでも利用することができます。

コンビニで納付

納付金額が30万円以下であれば、コンビニでも納付できます。

事前に「QRコード」や「バーコード」を準備する必要があります。

現金納付

税務署や金融機関などに用意されている納付書に納税額を記載して、近くの金融機関や税務署の窓口で納付します。

まとめ


この記事の結論■ e-Taxは国税に関する各種の手続きをインターネットで完結させるシステム

■ 紹介するクラウド会計はe-Taxに対応しています

■ おすすめのクラウド会計はマネーフォワード

e-Taxは確定申告を迅速におこなうことができる便利なシステムです。

クラウド会計を利用することで効率的におこなうことができますので、ぜひ検討してみてください。