【クラウド会計レビュー】freeeを1年以上使用して分かったこと

クラウド会計の新規導入や乗り換えを検討しているけど種類が多くて・・こんな悩みを持っている人もいるとおもいます。

実はクラウド会計は大手3社でシェアの94.8%を獲得しています。

私も大手3社のクラウド会計を使ったことがあり、それぞれ使い勝手は違いますが、以下の3社から選んでおけば間違いないでしょう。

今回は1年以上使用してきたクラウド会計freeeについて、がっつりレビューしていきたいとおもいます。

導入を検討している人はぜひ参考にしてください。

マネーフォワードクラウド確定申告のレビュー記事はこちら
やよいの青色申告オンラインのレビュー記事はこちら
freee・マネーフォワード・やよいの比較記事はこちら

クラウド会計とは？

クラウド会計はブラウザやスマホ・タブレット用のアプリ上で使う会計ソフトです。

インターネット環境と端末があれば、いつでもどこでも会計データにアクセスすることができるのが特徴です。

従来のパッケージ型の会計ソフトと比較して優れている面が多く、クラウド会計を利用する人は年々増えています。

従来のパッケージ型の会計ソフトと比較したメリットは次の通りです。

パッケージ型とクラウド型の違いをもう少し知りたい方は別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事

会計ソフトのクラウド型とパッケージ型の違いは？専門家が徹底解説

この記事ではこんな悩みを解決できます■　クラウド型とパッケージ型の違いって何？■　結局どっちがいいの？■　おすすめのクラウド会計は？ けーにゃんこんな悩みを解決するよ！会計ソフトには様々な種類がありますが、[…]

クラウド会計の利用者の推移

クラウド会計の利用者の推移は次の通りです。

出典：MM総研　クラウド会計ソフトの利用状況調査（2022年4月末）

freeeとは

クラウド会計ソフトfreeeはスモールビジネスを対象に経理・簿記の知識がなくても簡単に決算書が作成できることを掲げていて、スマホやPCなど幅広い環境で利用できるクラウド会計です。

会社の設立は2012年7月と新しく、IT技術を駆使して日々アップデートがされています。

freeeはこんな人におすすめ

クラウド会計ソフトfreeeは次のような人におすすめです。

freeeの利用プランの比較

freeeの副業や個人事業主向けのプランを比較しました。

おすすめは初年度無料でfreeeの強みであるレシート機能などを利用できる「スタンダード」です。

freeeの機能をレビュー

ホーム画面をレビュー

ホーム画面は少し細かいですが、専門用語をなるべく使わない配慮がされていてわかりやすい表示になっています。

初期設定のしやすさをレビュー

初期設定の手順はスタートガイドがありますので、迷うことなく進めることができます。

事業所・ユーザーの設定

事業所設定やユーザー設定は個人情報などの入力だけですので、特に問題なく登録することができます。

銀行口座の登録

銀行口座の登録は迷うことはありませんが、ログイン情報や暗証番号が必要で少し手間取りました。

開始残高の設定

預金口座やそれ以外に資産がある場合は残高を入力します。

預金口座の残高は問題ありませんが、棚卸資産（仕入れた商品）や開業費（事業開始までに掛かった費用）など、特殊な科目の入力には簿記の知識がないと手間取ります。

取引先の設定

取引先の設定は文字通り、取引先の情報を入力するだけですので、特に問題なく登録することができます。

勘定科目の設定

設定できる勘定科目は100以上あり、かなり細かく設定することが可能です。

見慣れない科目もありますが、実際に仕訳をする際には分かりやすい説明があり、迷うことは少ないです。

特殊な業種でない限り、初期設定で十分です。

動作チェック

私の自宅の回線速度は次の通りで、速くもなく・・といった感じですが繋がりにくかったりすることはいまのところありません。

freee会計の障害の発生頻度は2022年では数件程度ですが、短時間で解消されているので、安定していることが伺えます。

freeeの障害情報

仕訳性能をレビュー

freeeの仕訳の特徴は次の通りです。

簿記初心者でも安心して使える

仕訳は一般的に勘定科目を左右に分けて取引の内容を記載します。

このとき、帳簿の左側を「借方」、右側を「貸方」といいます。

freeeでは「収支」の欄を選択することで自動的に「借方」「貸方」に振り分けられます。

そのため、簿記の知識がなくても直感的に仕訳をすることができます。

また、勘定科目を選ぶときも、簡単な説明がついているので迷わず選択することができます。

freeeの仕訳は難しい専門用語を使っていないので簿記初心者でも安心して利用することができます。

銀行口座と連携して自動で仕訳ができる

銀行口座と連携しているとfreeeが自動で仕訳を予測してくれますので、「登録」を押すだけで完了します。

また、使えば使うほどAIが学習して精度が高まります。

手動仕訳は1仕訳1分くらいは掛かりますが、自動で仕訳をおこなうと、半分以下の時間で済みます。

少し慣れは必要ですが、実際に自動仕訳を試してみると100仕訳を40分～50分程度でさばくことができました。

レシート読み取り機能がある

freeeはレシート読み取り機能を搭載しているため、スマホで写真を撮るだけで金額や日付などの情報を自動で取り込むことができます。

登録した仕訳をもとにレポートを出力できる

登録した取引データは「レポート」に反映され、様々な形で表示できます。

スタンダード以上のプランでは、次のようなレポートを出力することができます。

確定申告書の作成・出力をレビュー

freeeの確定申告の作成は〇×形式になっていて、質問に答えていくと自動的に必要な書類が完成します。

そのため、初心者でも安心して利用することができます。

口コミ・評判

クラウド会計ソフトfreeeは、専門用語をなるべく使わない表示や豊富な機能のおかげで会計初心者でも扱いやすいのが特徴です。

初期設定や動作に対して不満を感じる方もいるようですが、全てのプランでサポートを受けられるので安心です。